|
アメリカでは牛1頭あたりの平均放牧面積は6万平方メートル。実に東京ドームの1.3倍もあります!この広大な大自然の中で、生まれてきた子牛は母牛と約1年間を一緒に過ごします。愛情いっぱいに育つ牛たちには「ストレス」がありません。また、アメリカ牛と他の牛の違いを挙げるなら、エサによる飼育の仕方でしょう。アメリカ牛の場合、生後6〜7ヶ月までは母乳を、離乳後は牧草のほかにトウモロコシやサトウキビの茎、稲わらなどの繊維質の多い飼料が与えられます。 |
|
そして1年を過ぎるとフィードロットといわれる飼育場に移され、牛の特徴に合わせた栄養価の高い穀物を食べて、出荷までの約6ヶ月間を過ごします。この穀物も近所で収穫されたトウモロコシ、大豆などが中心。化学的な肥料ではなく、牧草とつながる土地からくる穀物です。これが牛の体を作り上げる礎になり、牛肉本来の美味しさへとつながっていくのです。無駄な脂肪分がないのはこのエサのおかげといわれています。 |